左足を引き摺りながら来院されたのは50代後半の女性の方です。
仕事は階段を登ったり降りたり立てったり膝を付いたりと テキパキ動かなければならない為、どうにか楽に動きたいとお悩みです。
整形外科でヒアルロン酸を打っても良くならない、MRIでも異常がなかったと言っています。
からだの歪み検査の結果、仙骨が後ろに出ていてお尻が中に入り 股関節が外に開いているのがわかりました。足が開いてるけど真っ直ぐ歩こうとするため、膝から下が内側に入った状態になり膝関節がズレて痛みが出てるのでしょう。
ズレがあるのにヒアルロン酸を打っても意味ないですよね
MRIでも一定の数値に満たないズレや歪みは異常無し!と診断されます。
「異常無し!って言われても痛いのに!」
って感じですよね…
治療方法としては仙骨を正常な位置で落ち着くようにからだに馴染ませていくのが第1。そこがこの方の膝痛の根本だから。
普段からの姿勢や過ごし方でからだは色んな癖がついてます。
正しい姿勢!歪みを造らない姿勢!
からだは覚えています。
長い間の癖で忘れてしまって歪み、痛みとなって自分に伝えてくれるのです。からだからの危険信号に気づけた事には感謝しましょう。
そして危険信号が出てこないからだを取り戻しましょう。
私たちはよく
「正しい姿勢で過ごしましょうね」
と耳にタコができるくらい言いますが、それこそが歪みを造らないからだを取り戻す一番の近道です。
皆さんの良くなろうと思う気持ちがあればできるはずです。私たちはそんな不調者さんの道案内として日々奮闘しています。
楽しく笑顔が絶えない暮らしのために頑張りましょうね。
木内 宏徳