正座できるまで 《 膝痛 》
2011-05-13 19:52:320 Comments
左の膝の痛みで足をひきずって来院されました。階段を下りる時に特に痛く 寝ていても疼くし、寝返りしても痛みがあると訴えます。
「病院へ行っても貼り薬と薬をくれるだけだし あまり変化がないので、何所かないかと昨日(日曜日)インターネットで調べると100件以上出てきました。それをぜ〜んぶ読んで ここが一番自分には合うと思って来たら とても近くて良かったです。しばらく通うには 場所が近くというのも大きいですから。」
右膝と左膝では 見ただけでも太さが違っていて、左膝は水がたまり全体にぼてっとした感じになっています。これでは絶対に膝を曲げることができないことはみてとれます
最初の2回で膝関節のずれを整え歩くには痛みも無くなり支障がなくなりましたが 全体に重い感じで膝を曲げることはまだできません。
「もうすぐ法事があるから その時には正座したい、足を伸ばして座るのも 椅子に座るのも嫌ですから」
というのが切なる希望です。
3回目からは膝をどこまで曲げることができるようになるかが 施術の目標になりました。
「今週は毎日来ます、いつになったら正座できますか?」
「今週中にできるようにするのが私の目標です(*^^)v」
「えー 何ヶ月もかかるかと思っていました」
「いえ、そんなにはかかりませんよ」
5回目の水曜日
「あーなんか周りが見えるようになりました、グッピーを飼っているんですね。前途が見えてきて余裕がでてきたのかな、今まで気がつきませんでした」
その日、本当に安心したらしく 久しぶりにストッキングを履いてお出かけ用の靴で出かけたら
「気持ちはあるんですけれど やはり長距離を歩くのはついていけませんでした。靴の中で足が泳ぐし 痛いのをかばって歩くから又痛くなりました」
と来院された時は 3回目に来院されたとき位に逆戻りして腫れていました。
昨日はそれ位楽になっていたということ、そして無理をすると逆戻りするということを身を持って体感できたことは良かったのではないかとプラスに考え、新たに正座できるまでの目標を考えることにします。
目標は一直線で辿り着くものではないという いい意味での遊び(余裕)が必要なのかもしれません。
『総合的に考えて やはり来週中には正座したいですよね』
ふじもと よしこ