３５キロくらいの細〜い体で 毎日働き尽くめの女性の方が来院されます。全身がガチガチでコリの塊のようで、いとおしくなります。
「○○さんは働き過ぎなんで、ちょっとは休まんと」
「みんなにそう言われるけど、他にする人がおらんのに」
朝起きた時から 家族の為に味噌汁をつくり魚を焼き、昼も夜も全て手作りの食事を作り、そうじ洗濯、その上に家業の手伝いをして 寝るまで休む暇なく働き尽くめです。嫁に来た時から もう何十年もその生活を続けています。
「少しは手抜きして横になろう」
とよく院長は言いますが、
「そんなしても誰もしてくれんから 結局することが溜まるだけのに」
と返事はいつも同じです。
この方は一生こういう風に生きていくのでしょう。
何もせずに人を頼りにしてぬくぬくと楽に生きる人もいるのに 不公平な気がしますが、だからこそ私は応援します。
『誠心誠意』私の全力を尽くして、少しでも楽になるといいな〜と頑張ります
ふじもと よしこ
「あんまり痛くて 明日まで待てなかった」
左膝の激痛で左足はほとんど動かない状態で、ひきずるように来院されました。
そういうことは これで３回目になります。
お母様の介護で 左足を軸にして立つ時に外側に捻って立ち、何かの拍子に膝の関節がずれるのが原因です。それは御本人も分かっているのですが 長い間の習慣で無意識にしてしまうので、どうしても同じことを繰り返すことになります。
ただこの方の場合 ほんの少しのずれが原因になっているので、そのずれを整えると 見違えるように楽になります。今回もずれをとると
「あっ本当に痛くない」
とスタスタと歩いてお帰りになりました。
「『今日は誕生日だから 何処かに食べに行こう』と家の者は言うけど、こんなに痛いと行く気にもならない。と話していたけど これなら行こうかな(*^_^*)」
「えっ 今日お誕生日なんですか？いいお誕生日になるといいですね(^。^)y-.。o○」
駆け込み寺？ になって本当に良かったです\(^o^)／
ふじもと よしこ
右膝が重くて痛いと来院されました。２週間前からは右大腿の内側、膝下の痛みが烈しく足が上がらないので、杖をついて足を引きずるようにして入ってきました。
息子さんが連れていらっしゃいましたが、最初に来院された時の症状とよく似ていました。親子は姿勢が似るから 痛みの出方も似るようです。
お母様は 最初軽く手が触れただけでも
「痛い！！」
と叫び声を上げるほどでした。
が軽擦（軽〜くさする）を続けていると 少しずつ痛みが軽くなっていき
「魔法使ったの？」
とおっしゃるくらいです。
「触り方が違うのよねぇ」
と 気持ちよく どんどん楽になっていくのが言葉にも表れて、体もゆったりとしている様子が見えます。
お帰りには足を引きずることもなく 足を上げて歩いてお帰りになりました。
「今日はいい所に連れてきてもらって 良かったわ」
と息子さんにおっしゃっているのを聞いて 私たちの喜びもひとしお\(^o^)／でした。
続けるともっともっと楽になりますからね(^^♪
宏徳 ＆ ふじもと
来院されて1ヶ月が過ぎます。頚椎(首周り)がガチガチになっていて 両手足にしびれがあり 肩こり、ふらつき感がありました。
時間の許す限り ほぼ毎日のように来院していらっしゃいます。一進一退の毎日で とても楽になったとお帰りになりますが 次の日にはとてもしんどそうに来院されます。
回復枕で寝ても ５分もすると手足にしびれがでる状態で、様子を見ながら使っています。
お話をしていると 政治経済のことをとてもよく御存知で、いつも日本の政治経済に関して腹を立てていらっしゃいます。そういう時は体が興奮していて ストレスを抱えているようにお見受けしました。
そこで治療中にはそういう話はせずに できるだけリラックスするように心がけてみました。時々はそれを忘れてまた話し出すけれど
「あっやめた」
と ご自分で気をつけるようになってきています。
今日お帰りになる時は
「○○さん 今日はとてもやさしくて いい顔をしていますね」
と 今までとは違う表情がでていました。
治療中リラックスすることは 治療効果をとても上げるとともに、精神的にこんなにもプラスになるということがよく分かる 一見でした。
この表情を見て とても安心しましたよ\(^o^)／
宏徳 ＆ ふじもと
初めて来院されてからもうすぐ２年になります。
介護士という仕事がらもあり ひどい腰痛があり、肩こり 首の痛み 下半身がいつもだるいと とてもしんどそうでした。最初の２ヶ月は 時間を見つけては車で片道１時間弱かかる所から通院されました。
「先生な子どもが学校に行ったらすぐに出てくるから よろしくお願いします」
といつも来院するのを楽しみにして来ました。
症状も軽くなり 一旦回復されましたが、ハードな仕事をしていることもあり 時々痛みをアチコチに溜め込んで来院されます。
「先生 しんどい。あっちもこっちも痛い。もっと早く来たかったけど これんかった」
とすがるようにおっしゃいます。
でも回復する力を御自身で持っているので ２日続けて来院すると楽になるようになっています。
先日も 腰も膝も肩も痛いと来院されました。
「そこ痛い」 「あっ そこも痛い」
と痛い所ばかりです。
「ははは」と思わず笑ってしまうと
「先生 笑うけど痛いんで」
「いや 痛い所を触ってるから痛いと思う」
「やっぱり明日も来たほうがいいかな?」
「今言おうと思っていました、来た方がいいと思います」
今回も２日続けて来院され 楽になってお帰りになりました
今度はいつになるでしょうね
ふじもと よしこ
初めて来院された時は 一目見ただけで骨盤が大きく右に歪んでいました。
当然腰痛があり、右足も痛く、背中の右側にはりがあります。骨盤はねじれていました。
最初の２週間、寝ている状態では体幹は整い 痛みもないのですが、立ち上がると又ねじれがでて痛みがでるという毎日が続きました。
根気良くタクシーで通院され(ペーパードライバーなので)、今週に入ってからとてもいい状態になってきています。
寝ていて体幹が整うのに 立つとねじれが戻るのは、真っ直ぐに維持する筋力がないからでないかと 背筋をつけるストレッチをすることにしました。
自分でストレッチをすると 気になるので鏡を見るようになり、鏡を見ると 毎日の変化が自分の目で確かめられます。毎日自分の体が少しずつ真っ直ぐになっているのが確信できると 回復のスピードは上がっていきます。
このように、自分自身が良くなろうと積極的に治療に参加することは とても大切です。
一緒にがんばりましょうね。
この方は 来週から自転車で通院しようかと話しています
宏徳＆ふじもと
