ほとんど９０度に近いくらい腰の曲がった方が来院されています。背中も丸くなっています。８０歳を過ぎた女性でこういう方はよく見かけますが 本当にしんどそうです。
この方も腰の左側、背中の左側に痛みがあります。
最初の検査では 仰向けに寝ることはもちろんできません。
横向きで寝て頂いて、背中 腰の張りをほぐしていくと 少しずつまっすぐに伸びていきます。
そこで
「仰向けになりましょうか」というと
「いや〜家でも仰向けで寝たことないからな」
とおっしゃるので
「怖がらずにゆっくり仰向けになってみて」
と言うと きちんと寝ることができました。
仰向けになると全身に多くの施術ができるので、もっともっと楽になります。
途中気持ち良さそうな寝息が聞こえてきました。
術後「背中が伸びた気がする」とにこっと笑って
お帰りになりました。
この瞬間が私の最高の喜びの時です、良かったですね(^。^)y-.。o○
ふじもと よしこ
１年前ヘルニアで歩けなくなり入院治療したけれど、２ヶ月前位から再発したと来院されている男性。腰痛と右足に酷い痺れがあります。
とてもまじめな方で 治るのだったら何でもすると話を素直に聞き、何かしていないと気がすまないようです。
「ストレッチは一時間空けたらまたしていいんですね」
と良いことは一時間空けては 一日中でもしそうな様子です。
「いやっ 今は我慢すること、我慢する事も治療ですよ！」と院長。
どんなにいいストレッチも 過ぎるといい所をこわしてしまう可能性もあります。それがストレッチの難しい所でもあります。
３回の治療でほとんど痺れを感じなくなって 日曜日を過ごした昨日、
「日曜日引越しの準備をしていたら また元の痺れがでてきて、昨日はもうダメだと思いました」
とショックを隠せない様子でした。痺れは軽くなってお帰りになりましたが、今日
「地味〜な痺れはあるんです、歩いていると無いのに 仰向けに寝ると痺れがでてくる」
という話からもう１度 痺れの原因を考えることになり、運転手という職業柄
「このような姿勢を常にとりますね、と言うことは１日何十回何百回とこの姿勢を繰り返すのだからそれが習慣になっているんですね、からだが捻れているのが当たり前状態 と脳が勘違いしているんですね・・・・」
といろいろと究明 結果
「これがこうだから背骨の右側に神経にさわる捻れがあるのではないか」
という結論に達しました。
そして、その捻れが取れるようにすると痺れは本当にウソのように無くなりました。
このように原因が解れば 対処の仕方は自ずと出てくるから後は脳の誤認識を解いてやれば良いんです。痛みが出た原因を見つける事、それはとても大切だと再認識しました。
これは全てのことに通じるものだと思います。
ふじもと よしこ
６月出産予定の女性が来院されています。腰、骨盤のあたりが痛くて歩くのがつらい、ということでした。
その女性の施術をしました。
リセット療法はゆらゆらと揺らすことが基本です。この揺らすことというのは加減（可動域）がとても大切です。
揺らすことによって筋肉が嫌がることなく気持ち良い状態にもっていく そうする事により筋肉の強張り、体の歪みなどが無くなり痛みの無いからだを取り戻すことが出来るのです。
妊婦さんの場合はとても慎重になりました。目いっぱい集中して可動域を模索 いろいろな所に緊張が見られ結果微小な揺らしで施術することとなりました。
正直これでどれ位の効きになるのだろう？と思いましたが、
「治療前は動かし方によって左の骨盤に痛みが少し残っていまたが、今は全然違って楽になっています」ということでした 凄いですね(^。^)y-.。o○
程よく揺らされお腹の赤ちゃんもさぞかし気持ちが良かったでしょうね。
これからも臨月をより快適に そして元気なお子さんが出産できるよう心をこめて施術しますね
臨月にリセット療法をかけるとどうなるか！！
?筋肉が緩み骨盤などのからだの歪みが取れる、結果として臨月特有の痛みが軽減又は消滅する。
?骨盤が適度に広がりお腹の海が大きくなる、結果胎児が無理なく自由に動くことが出来元気な赤ちゃんが生まれる。
?出産時、筋肉が柔らかくなっているので骨盤が開きやすく楽に産み落とすことが出来る（安産）。 ふじもと よしこ
２１歳の女性が 右足大腿のしびれ、電気が走るようなピリピリ感で夜も眠れないという事で来院されました。
何が原因でしびれるのかわかりませんでしたが、筋繊維がつぶれています。
よーく話を聞いていると ダイエットの為にセルライトをとろうと一生懸命脂肪を揉みだしていたそうです。右も左も同じように揉みだしていたはずなのに 右にだけ痺れがでました。もともと右側の筋肉が弱かったか、より力が入ったからかどちらも考えられます。
リセット療法では強い刺激となる按摩、マッサージは禁止しています。マッサージをすることにより筋肉が硬直して それをほぐす為にもっと強いマッサージをする事となり より硬直していきます。それを過ぎると今度は筋繊維がつぶれていきます。
この女性は揉み出しを続けることで マッサージと同じ現象が足におこったと考えられます。
つぶれた筋繊維を回復するのは、硬直した筋肉を緩めるよりも時間がかかります。
「やっぱりダイエットは運動せんといかん」とおっしゃってお帰りになりました。
目的は違っていますし、それによって起こることが予想されなかったでしょうが、早く気付いて良かったですね。若いですから回復もきっと早いですよ。
ちなみに１回目の施術で電気が走るようなピリピリ感は消えたそうです。
やっぱりリセット療法はすごいです。
ふじもと よしこ
ヘルニアでお尻から足にかけて痛み、痺れのある方が 数名来院されています。
病院へ行っても湿布と薬をくれるだけ、病院に２週間入院したけれど痛みが残ったままという方ばかりです。
ヘルニアは 骨と骨の間の椎間板が軟骨(髄核)に押しだされるか、椎間板が亀裂して軟骨が飛び出て それが背骨の後ろにある神経に当たるので痛みや痺れがでます。軟骨が出る場所によって 痛みや痺れの出る場所、度合いも変わります。
病院では牽引をしてくれるそうですが、それでは痛みがあまりとれないそうです。
ヘルニアの痛みを完全にとってしまう為には 出ている軟骨を元に戻してあげなければいけません。
リセット療法ならばそれができるので 一回目で痛みや痺れが軽くなり、とても楽になります。先日も
「これだったら仕事は６時までやけど 部下に任せて５時で上がって明日も来ます。仕事よりも大事や」とおっしゃってお帰りになった方がいます。
「あの人 よっぽど痛かったんだなー」と後で先生と話しました。会社でトップクラスにいらっしゃるこの方の言葉が リセット療法の効果を表しています。
歩けなくなるほどの痛みで来院された女性も 初診の翌日
「昨日は久しぶりによく眠れました、あっち向いてもこっち向いても痛くて寝られなかったんです」
「朝お弁当や朝食を作る時 ５分位すると痛くなるから寝て休まないとできなかったのに、一回も休まなくてもできるようになりました」
と安堵した様子でおっしゃっていました。主婦にとって朝はとても貴重な時間ですから本当に良かったですね(^。^)y-.。o○
ふじもと よしこ
一人で洋服が着れないくらい肩も手も痛くて 人に着せてもらわないといけない。首が痛くて回らない、膝が痛くて歩くのもおぼつかない、痛みで眠れないと来院されました８０歳過ぎた女性です。
毎日息子のお嫁さんが、土曜日には息子さんがつれていらっしゃいます。お話を伺っていると、お孫さんにもとても大切にされているのがよくわかります。
１ヶ月過ぎて、一人で服が着れるようになり 散歩にいく元気が出たと
「先生あんまり調子がいいから 安心してしまって気を付けないでガーッとしてしまって あっ痛い！！ということがあります」
痛みが長いと 調子がよくなっているのに体が痛かったことを覚えていて、自然と痛みを避けようとする姿勢をとることがありますが、この方はそれもなくむしろ元気過ぎるくらいの回復ということになります。寝られない位の痛みだったことも きっと体は忘れているのでしょう。
「先生昨日始めて自分で髪も体も洗うことができました ありがとうございます」
リセット療法のすごさと ご家族の方に大切にされていることからくる精神的な安心がその効果をもっとアップさせているような気がします。
体調の悪い時は精神的にも弱っているはずですから、周囲のいたわりがあると治療効果を上げるということ、よーく私の心にも銘じておきたいと思います
ふじもと よしこ
