腰痛・膝痛
2017-01-26 20:11:480 Comments
高松市 58歳 女性(農業)
2週間前、腰の治療で通院していたカイロプラクティック院で治療を受けてから
左の膝の裏側の筋が痛くて、地に足をつけることができないとの事。
その日はカイロプラクティック院での2回目の治療だったそうです。
その際、腰を捻じって行う治療をしたそうなのですが、捻じった際、左膝の裏が
かなり引っ張られるような感じで痛かったそうです。
しかし「少しくらいの痛みは我慢しなさい」と言われ、その治療を受けたそうです。
治療が終わり歩こうとすると、左膝の裏が痛くて歩けなくなってしまったそうです。
その事をカイロ院の先生に訴えたそうなのですが「今に治る!」と言って家に帰された
そうです。
しかし膝の痛みは日増しに酷くなり、おかしいと思い整形外科にも行ったそうです。
整形外科では骨に異常はないということで湿布をもらって帰ったそうです。
私の治療院へは車の運転ができないということで、ご主人に連れ添われて治療にみえ
ました。
駐車場から治療院に入るまで、玄関先で女性の動きを見ていましたが、「足を地に
つけられない」という言葉どおり、ご主人の方に寄りかかって苦痛に顔をゆがめて
いました。
問診の結果
左膝の裏側が一番痛むようですが、左股関節周辺の筋肉もかなり委縮しており、
左足全体がおかしくなっている様子です。
検査の結果
左足を2週間も正常に動かしていないため、腰から背中にかけての筋肉もガチガチの
状態です。骨盤は捻じれ、股関節もズレが見受けられました。
(正常歩行ができないので、痛みをかばう動作をして不自然な筋肉が使われていたためです)
ベッドに仰向けになってもらいましたが、左足は全く伸ばすことができません。
(ほぼ90度位でそれ以上伸びない)
一日目の治療ではからだ全体のゆがみを解消したところ、それだけで足が半分ほど伸び
るようになりました。
完全には伸びきらなかったのですが、無理をせず腰部と背部の筋肉のコリを取り、
疲労が取れる状態にしました。
これだけの治療でほぼ足を地面につけるようになりました。
(立った状態でも左ひざは完全には伸びきりませんでしたが、最初の半分程度に)
帰りにはご主人の手を借りるだけで、駐車場の車まで行くことができました。
翌日再び治療をしました。まだ足を引きずっている状態ですが、昨日よりかなり
回復しているようです。
本人に「痛みはどうですか?」と質問したところ「多少いいくらいかな〜」という
言葉が返ってきました。
しかし付き添いのご主人は「そんなことないよ、昨日まで歩けなかったのに、今日は
完全じゃないけど足を地面につけることができるんだから」と、患者さん本人よりも、
付き添いのご主人の方がその回復をわかっているようです。
その後、日に日に回復され5日目の治療のときにはご自分で車を運転して治療に来られ
ました。
さすがにこの日は良くなったことを認めてくれたようで、歩けるようになったことを
とても喜んでいました。
「痛みがほとんどない」と言うことでしたので、1週間ほど様子を見て再び治療をしました。
「1週間、全く痛みがなかった」ということで治療を終了しメンテナンスに切り換えることにしました。
左膝の痛みだけでなく、その前にあった腰の痛みもすべて解消していました。
この方の場合、カイロプラクティック院の治療で、左足の関節の可動域を無理に超えて
しまったため、プロレスの関節技のような状態になってしまったようです。
当然、脳は危険を感じ、左の股関節から膝にかけての筋肉が動作異常を起こして
いました。
このような方もたくさん来られます、「おかしいな?」と思ったらすぐにご相談ください。