夜中の筋トレは止めましょう
2010-06-30 16:05:300 Comments
31歳の働き盛りの若者が月に一回のメンテナンスで来院されています。
今日は骨盤が大きく左にずれ、左の股関節は前に 右の股関節は後ろにずれていました。仰向けに寝ると 腰椎と骨盤の境目で突然体の重心が左によっているのが一見して分かります。これでは腰痛があって当然です。
「どしたん?大変な体になっていますよ」
「もう疲れきっています、腰も痛いし」
話を聞いていると 毎日家に帰るのは夜中の12時、それから食事をしてお風呂に入って、それから筋トレをして寝るということでした。そして朝起きたら散歩をするということです。睡眠時間は5時間位しかとれていません。
この生活リズムには問題が2つあります。
一つは睡眠時間、睡眠時間は7時間以上とらないとその日の疲れはとれません。ですから毎日睡眠不足の約2時間分ずつ疲れが蓄積していっています。
もう一つは夜中の筋トレ。これは熱いお風呂に入ったのと同じ状態になります。交感神経が優位になって体が興奮状態になり 活動しだします。体は疲れて眠りたがっているのに逆に神経は活動しだすので、こういう生活を続けていると 自律神経失調症にもなりかねません。
そしてこれはもっと大きな問題、日常かなり長時間悪い姿勢でいると考えられます。
一緒に来院されている奥様に
「姿勢が悪かったら言ってあげてください」
と念を押しましたが、どんな体になっているか来月の来院が楽しみです。
ふじもと よしこ