じっと手を見る(・_・) 《 肩こり、背中痛、腰痛、50年来の手の塊 》
2011-04-23 12:12:540 Comments
肩こりが酷く、手は洗剤アレルギーでひどく腫れていました。6年前にムチ打ちをしてから首の右側がとてもはると訴えました。体に触れると 首も背中も腰も足も全身ガチガチです。
アトピーの痒みと激しい疲労の為にずっと寝られなかったらしく 施術の途中から深い眠りに入りました。(この施術の特徴の1つ、とても気持ちがいいんです)
あまりにも左手が硬直しているのでよく見ると 手首、親指、人差し指、中指が曲がったまま固まっています。回復ノートには『小学4年生の時に鉄棒から落ちて大怪我』と書いていました。触った感触で この手は動くかもしれないという可能性を感じました。
初日は首がとても軽くなり、明日は足腰を軽くしましょうと約束してお帰りになり、
2日目には「足腰の重さが半分くらいになりました」との事。この日院長が左手の可能性を引き出しました。硬直した左手の筋肉を肩から入念に緩めていき、20分もするとまず手首が動き出しました。そして曲がったままだった親指、もっと曲がったままの人差し指 中指も伸び始めました。
「小学4年生の時に鉄棒から落ちて手を突いた時 手首の骨が先に10センチほど飛び出て、それを元に戻し入れて縫い合わせました。毎日毎日父が病院へ連れて行ってくれました。」
今はすでに60歳の往代を過ぎていますから 50年間はこの手で生活してきています。こんなにも不自由な手で美容師と着付け師の資格を持って仕事をし、ご主人の介護を13年間続けていらした方です。どんなにか頑張って生きていらしたかは想像できます。
「この手がコンプレックスで・・・」
と涙を流していらっしゃいましたが、動き出した手をじっと眺めていらっしゃいました。
昨日、今日で3回目、手首はぐるぐる回るくらいになっています。
「ずっと見えなかった手首の血管がここに見えているんです・・・、絶対に治らないと思い込んでいました」
院長の本領をまざまざと目の当たりにしました
術後の足踏みではすり足でしか上げられなかった両足が 軽く90度にまで上がりました。
左手ももっと自由になると思います。
これからの人生は これまでした苦労以上の幸せが必ず訪れますね(^_-)-☆
ふじもと よしこ