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からだの重心

2010-04-21 12:47:150 Comments

側彎症の方は からだの重心が左右のどちらかによっています。
70代の女性は左の骨盤が左に出ていて 右の背中も右に歪んで肋骨が隆起しています。これは背中側から見ると逆の字に見えます。
この女性の場合 子供時代に左手を骨折してから使いにくくなり、右手ばかり使うので 体の重心も右によったのではないかと考えられます。しかもとても働き者の為に輪をかけているようです。右側にある重心を元に戻そうとする力がとても強いので 左の骨盤が必死でひっぱり戻そうとしているように考えられます。
「先生 もう漬物器の上から押さえるあのバネみたいので ギューっと押したらいっぺんに治ったらええのにな」とおっしゃったりします。気丈な女性ですので決して弱音は吐きませんが そう思うのでしょう、お気持ちはとてもよく察します。
「いえ そういうわけにもいかないんですが・・・」

30代の女性も同じように歪んでいますが この女性の場合は[i]左に重心があるので 右側の骨盤が右に戻そうと出ています[/i]。何故左に重心がいくようになったのかは解りませんが その習慣がそうさせているようです。

施術後の背骨はまっすぐになりますが、長い間の筋肉の習慣がまた歪ませてしまいます。

重力に逆らわずに両足で真っ直ぐに立つということは どんなにか大事だと肝に銘じました
                             ふじもと よしこ

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